北海道スペースポート(HOSPO)では、民間企業、政府、大学等の様々な航空宇宙実験を支援しています。ロケットの打上げだけでなく、ロケットエンジンの燃焼試験のほか、小型航空機、気球、ドローンなどの次世代モビリティの実験も数多く行われています。
サブオービタルロケット
Launch Complex-0や滑走路等では、民間企業や大学等のサブオービタルロケットの打上げが数多く行われてきました。北海道大学・HASTIC・植松電機社によるCAMUI型ハイブリッドロケットやインターステラテクノロジズ社の観測ロケット「MOMO」が打上げられています。MOMOは2017年から7回打上げを実施し、3回宇宙空間に到達しています。
人工衛星打上げロケット
Launch Complex-1は、人工衛星打上げロケットに対応した射場です。小型ロケットを対象とし、Launch padや組立棟、推進剤を供給するタンクヤード等の設備があります。
ロケットエンジン燃焼試験
HOSPOのLaunch Complex-0ではインターステラテクノロジズ社によるエンジン燃焼試験が行われている他、滑走路を活用して将来宇宙輸送システム社のエンジン燃焼試験も行われています。HOSPOはロケット打上げだけでなく、各種試験のサポートも行っています。
小型航空機
滑走路で小型航空機やヘリコプタを使用した飛行試験や、冬期の環境を活かした寒冷地試験が行われています。
気球
2008年の大樹町と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)による連携協力協定締結後は、大気球を用いた宇宙科学実験が行われています。また、近年は民間企業による気球実験も行われています。
ドローン・空飛ぶクルマ
滑走路を活用し、ドローンの屋外実証試験や空飛ぶクルマ等の次世代モビリティの実験も行われています。
大学
HOSPOは、大学の航空宇宙実験も支援をしており、これまで東海大学、北海道大学、室蘭工業大学等、国内の様々な大学による航空宇宙実験が行われてきました。
イベント・エンターテイメント
イベントやエンターテイメントでもHOSPOをご利用いただけます。これまで、小型飛行機の日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)による小型航空機を集めた航空フェアや、JAXA格納庫のシャッターを活用したドライブインシアター「宇宙の野外映画館」などが行われました。