■宇宙建築賞とは?
宇宙建築賞は、宇宙飛行士の山崎直子さんをはじめ建築家や研究者の方々の協力を得て、有志の「宇宙建築の会」が2014年度から始めたものです。2015年度から、十亀昭人准教授(宇宙建築コンテスト実行委員会:委員長)を中心として、TNLが運営を引き継ぎました。コンセプトとしては、宇宙建築の周知とアイデアの振興、発信、共有、協力といった狙いがあります。優秀な作品には賞金もあり、毎年多くの応募を頂いております。
■オープニングイベント概要
第8回宇宙建築賞のテーマは「スペースポート」。これまでのように、未来の、宇宙での建築ではなく、地球上においては現在進行形のテーマです。本イベントでは、宇宙建築賞のこれまでを振り返るとともに、スペースポート(宇宙港)の最前線を知ることで、スペースポートの意義の理解や、スペースポートが都市に与える可能性を理解し、設計提案内容へのヒントとなることに期待しています。
■イベント詳細
日時:2021年9月11日(土) 18:00 ~ 19:00
場所:Youtube
登壇者:
宮野 渓乃佑(宇宙建築学サークルTNL 代表/ 第7回優秀賞)
内容:宇宙建築賞に関する紹介、今回のテーマの背景
プロフィール:
2019年4月、“海の上に暮らしたい。”との思いから日本大学理工学部海洋建築工学科に入学。特殊環境における移動型居住空間の実現を志す。同年、在学中に出会った“宇宙建築”に惹かれ、宇宙建築学サークルTNLに加入。2020年12月、第7回 宇宙建築賞 〜間 AWAI〜にて、土星の第2衛星エンケラドスを舞台とした作品『Oliebollen』の土着的な発想を評価され、優秀賞を獲得。2021年4月、TNLの代表に就任し現在に至る。
堀井 柊我(株式会社OUTSENSE / 審査委員 / 第2回優秀賞)
内容:これまでの宇宙建築賞の傾向と審査委員としての期待
プロフィール:
中学生の時、アニメで登場した宇宙コロニーに感動し、宇宙建築の学問に興味を持つ。大学では早稲田大学建築学科に入り、建築構法学の勉強をする。大学2年生の時に宇宙建築賞優秀賞を受賞。修士では、月面居住施設の設計手法の論文を書く。OUTSENSEでは、営業、事業推進を主に担当している。日本建築学会「宇宙居住特別委員会」委員、第8回宇宙建築賞審査員。
立川 愛弥子(組織設計事務所 / 第1回優秀賞、第2回最優秀賞)
内容:宇宙建築のデザインで大切にしていたこと。
プロフィール:
■2012~2014年 JAXA(宇宙科学研究所)において、宇宙大型構造システムを研究開発されている、石村康生准教授の研究室で、特別共同研究利用員として研究指導を受けながら、スペースコロニーの概念検討を行った。この研究成果を、日本機械学会(SEC12)において発表し、優秀賞を獲得。
■2014年~現在 組織設計事務所に入社し、様々な用途の建築設計を担当
■2014年と2015年に宇宙建築賞に参加し受賞
■2020年経産省主催「始動Next Innovator」に参加し、ビジネスを通して社会課題を解決する手法を勉強中
大出 大輔(SPACE COTAN株式会社)
内容:スペースポートの最前線
プロフィール:
一級建築士、博士(工学)。㈱大林組で現場監督、構造系研究、新規事業開発を経験。内閣府主催の宇宙ビジネスアイデアコンテストS-Boosterでの受賞を経て、宇宙ビジネスに取り組む。北海道スペースポートの企画運営会社であるSPACE COTAN㈱を共同創業し、COOとして、資金調達、世界中のロケット会社への営業、射場の計画などに携わる。
高橋 鷹山(株式会社OUTSENSE 代表取締役 / 宇宙建築賞開催協力)
司会
プロフィール:
大学院時代に、大型構造物の研究をするためにJAXA特別利用共同研究員としてJAXA研究室に所属するも、研究と実現性の乖離を感じ大学院退学と同時に退席。以後、人類が宇宙で活動できる拠点の構築を目指し、社会実装の手段として事業化を検討しつつ、ispaceインターンとして民間宇宙開発に従事。2018年8月より、株式会社OUTSENSEの代表として、宇宙居住施設の研究開発及び折り畳み製品の共同研究開発を推進。
【注意事項】
▶︎オンライン視聴
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・終了時刻は前後する可能性がございます。
【主催】
SPACE COTAN株式会社
株式会社OUTSENSE
【協力】
宇宙建築コンテスト実行委員会
宇宙建築学サークルTNL
【問い合わせ先】
press@spacecotan.com :SPACE COTAN株式会社 担当者 大出大輔