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11

Aug

2021

北海道オール・オリンピアンズとパートナーシップ協定を締結しました

  • PRESS RELEASE

宇宙スポーツの掛け合わせで地域活性化を目指す

アジア初の⺠間にひらかれた宇宙港「北海道スペースポート」を推進する北海道大樹町(本庁:北海道広尾郡大樹町、町⻑ 酒森正⼈)とSAPCE COTAN株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町、代表取締役社⻑ ⼩⽥切義憲)は、北海道オール・オリンピアンズ(北海道札幌市、ゼネラルマネージャー 鈴⽊靖)との3者間において、8月11⽇にスポーツ×宇宙のまちづくりパートナーシップ協定 (以下、「本協定」という。)を締結したことを発表いたします。
本協定締結により、北海道大樹町、北海道オール・オリンピアンズ、SPACE COTAN 株式会社が連携協働し、スポーツ振興と宇宙のまちづくりに取り組むことにより、地域の更なる活性化を図って参ります。 また、北海道大樹町とSPACE COTANは今後も様々なスポーツ関係団体との連携を予定しております。具体的な取組みの⼀つとして、2030年冬季オリンピック・パラリンピック招致に向けて連携した取組みを⾏います。宇宙ビジネスを北海道の新産業、新たな魅⼒として訴求していきます。
 

  • 背景

本協定は、宇宙×スポーツという異色のコラボレーションではありますが、夢を持つことや夢を諦めないことの大切さ、こどもたちへの教育の視点、活動を通して北海道、地域を活性化することなどいくつか共通点があり、お互いのビジョンと活動に共感し、今回の締結へと至りました。北海道大樹町とSPACE COTANがスポーツ団体とパートナーシップ協定を結ぶのは今回が初めてとなります。

  • 記者会見でのコメント

■大樹町長 酒森 正人氏

東京2020オリンピックでは多くの感動を与えてもらい、スポーツの力は大きなものであると感じました。
今回の協定は、スポーツの振興と、宇宙のまちづくりの両軸で地域の活性化を図るものです。スポーツが持つ大きな力、無限の可能性を秘めた宇宙。この2つを掛け合わせることで様々な可能性が広がると思います。
スポーツをする方々の日々の訓練や切磋琢磨する、挑戦する姿は航空宇宙開発と共通するものだと感じました。今後は、スポーツ選手の方が講演するなど、特に大樹町の子どもたちに本物の姿を見せてほしいと考えています。協定の締結ありがとうございました。

■北海道オール・オリンピアンズゼネラルマネージャー 鈴木 靖氏

スポーツには多くの感動があるというお話でしたが、私は先日北海道スペースポートから打ち上がるロケットに感動しました。同じ目的、夢に向かっていくというのは宇宙もスポーツも共通しています。スポーツでもオリンピックの夢の舞台に向かう時に多くの挫折があります。しかし、挫折=失敗ではなく、挫折も成功に向かうための階段だと思っています。今回の協定締結でスペース×スポーツを掛け合わせて、日本中の子どもたちに夢や希望を伝えられる事業ができないかと考えています。これまでに、大樹町内の様々な施設を拝見しましたが、どれも素晴らしい施設であり、素晴らしい自然があります。ここに多くの子どもたちを呼びたいです。スペースとスポーツを一緒に学べる場はここ北海道大樹町しかありません。
北海道オール・オリンピアンズは450名の会員がいて、今回のオリンピックでさらに15名のメンバーが増えました。この力を結集して大樹町を一緒に盛り上げていきたいと考えています。

■SPACE COTAN(株)代表取締役社長 小田切 義憲 氏

かつて宇宙や夢や憧れの対象でしたが、今や宇宙は人々の暮らしの身近にある技術です。これからは宇宙を使っていく時代になります。人工衛星を使ってより良い暮らし、生活を求めていきます。
北海道スペースポートのビジョンである「北海道に宇宙版シリコンバレーをつくる」というお話をすると、勘違いされるのが航空宇宙工学の専門家じゃないと関われないのかということです。
しかし、これからは宇宙ビジネスの可能性が広がり、全ての業種の方に宇宙ビジネスのチャンスが出てきます。例えば、北海道十勝の川西農協の長いもは宇宙食となって宇宙に行っています。宇宙に関係する様々な仕事が生まれていきます。もう夢や憧れのものではない「宇宙」に対して、夢や憧れを持って若者など多くの方にどんどんチャレンジしてほしいです。チャレンジし続けることは宇宙もスポーツに共通するものです。
北海道オール・オリンピアンズ様との共通点を見つけながら、新たな取組みをしていきたいです。
 

  • 北海道スペースポートとは

HOSPOは、 2021年4月に北海道大樹町にて、アジア初の民間にひらかれた宇宙港として本格稼働しました。「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」というビジョン実現に向けて、ロケットおよび宇宙旅行等を目的とした宇宙船(スペースプレーン)の射場・実験場を整備し、打上げ支援業務を行います。HOSPOは世界の宇宙ビジネスを支えるインフラとして、航空宇宙の研究開発〜ビジネスのサポートならびに地方創生を含むビジネス機会を提供します。2025年までに2つの人工衛星用ロケット射場整備の資金を集めており、その資金確保にふるさと納税(企業版・個人版)や寄付の仕組みを活用しております。*1

北海道スペースポートWebsite:https://hokkaidospaceport.com

*1:大樹町では地域再生計画「大樹町発!航空宇宙産業集積による地域創生推進計画」のなかで企業版ふるさと納税の用途として、スペースポートの施設整備を盛り込み、2020年3月に内閣府の認定を得ている。